発電機の定期点検を担当する技術者として、数多くの現場を見てきた経験から、非常用発電機の実態についてお伝えします。
最も衝撃的だったのは、点検を怠っていた発電機が災害時に全く機能しなかったケースです。発電機は、緊急時のライフラインとして極めて重要な役割を担います。
定期点検で発見される主な不具合:
・燃料の劣化
・バッテリーの放電
・制御盤の故障
・配線の腐食
特に注目すべきは、発電機の始動用バッテリーです。点検時の約4割で充電不足や劣化が見つかっています。これは発電機が始動できないという致命的な問題につながります。
また、燃料の状態も深刻です。長期保管による劣化が進み、いざという時に正常に動作しない事例が増加傾向にあります。
発電機の信頼性を保つためには、以下の3つが不可欠です:
1.定期的な試運転
2.適切な燃料管理
3.専門家による点検整備
防災意識が高まる中、発電機の維持管理は施設管理者の責務です。人命を守るための設備として、適切な管理が求められます。
定期点検は単なる形式的な作業ではありません。確実な電力供給を実現し、万が一の事態に備える重要な取り組みです。